【Fate/FGO 原典解説 シリーズ】アーサー・ペンドラゴン ⁻円卓の騎士を従えたブリテンの伝説の王⁻
筆者も絶賛プレイしているソーシャルゲームの「Fate/FGO」シリーズに登場している偉人たちの原典についてシリーズ形式で解説していこうと思います。
今回は、アーサー王伝説から「アーサー・ペンドラゴン」についてご紹介していきます。今までに「アーサー王伝説」の記事を書いているので大まかなことが描いていると思いますが、今回は、アーサー王のみだけに焦点を当てて解説していきたいと思います。
Fateシリーズにおいては、「アルトリア・ペンドラゴン」として登場し、男装した女性として登場しています。第一作目である「Fate/stay night」からその後の作品にも多く出演している「Fateシリーズ」の顔と呼ぶべき存在です。
ここからは、彼(彼女)の生い立ちに沿って、解説を行っていきます。
1、王位の即位とブリテン島の繁栄
まず、アーサー王がブリテン島を統治する前は、父であるユーサー王と彼に仕える魔術師のマーリンがいました。
ある日、燃える竜のような彗星が降り注ぐのを見て、マーリンは「ユーサーの子が英雄的な王となる」と予言を王に伝えました。
予言通りにユーサーは息子アーサーを授かるが、その相手は敵対していた国の王妃イグレインでした。アーサーは、不義の子として生を受けました。
出生の複雑さ故にアーサーは身分を隠し、ユーサーの臣下の養子として育てられる事になります。少年期は、自身の出自や素性も何も知らずに育ちました。
しかし、ある日「選定の剣」カリバーンを抜いてしまう事で、彼は自身の資質を証明することになりました。
この「選定の剣」を抜いた時期は父であるユ―サー王は既に亡くなっており、王が不在のために国が混乱している時期でもありました。
そのために、王の資格のある者にしか抜けないを抜いた少年の登場は神の導きのようなものだったであろう。
その後に、アーサーは晴れて王の後継者と認められました。
王になったアーサーは、マーリンを先王と同様に宮廷魔術師として置き、彼からの導き受け、ブリテンを守るために戦います。
王、も戦士としても活躍するアーサーのもとに、同じく勇敢な騎士達が数多く集まりだしました。
そして、彼らの集会には上下をつけない巨大な円卓が使われました。これが「円卓の騎士」の由来になりました。
2、騎士たちの裏切りと王の最後
多くの活躍を残しましたが、その栄光に終止符を打ってしまったのが「ランスロット」と「モードレッド」でした。
モードレッドは、アーサー王の息子でしたが異父姉モルゴースとの不義の子でした。また、マーリンから「王を破滅させる」と予言されていました。
この出自がモードレッドの人生に影を落とし、彼は粗暴で騎士道を軽んじる性格に育ち、父アーサー王との確執を深めてしまいます。
また、ランスロットは優れた武勇と精神を備えた騎士でしたが、アーサー王の王妃ギネヴィアとの不貞を犯していました。
この不貞が公に知られた事が、アーサー王伝説終幕の始まりとなりました。
この裏切りによって王は軍を率いてランスロットを討伐にかかりましが、その王不在の際にキャメロット城を任せていたのがモードレッドでした。
まさに、彼からすれば下克上を起こす千戴一隅のまたとないチャンスでした
王不在となった隙を狙い、モードレッドはキャメロットを奪うべくクーデターを起こしました。またも臣下に裏切られたアーサー王は、ランスロットの処遇を一旦保留し、モードレッド追撃に戻りました。
そして、「カムランの丘」でアーサーとモードレッドの決戦が行われ、その地で王の最期の場所となりました。
モードレッドはアーサーの聖槍に貫かれて絶命しますが、アーサー自身も深手を負い、命を落とします。
ですが、アーサー王が最期を迎える際に妖精によってアヴァロンへと連れ、そこで永遠の眠りについた、いつか再び目覚める日の為に休息しているとも言われています。
最後
今回、アーサー王のみの話を簡単に記事にしてみました。このアーサー王伝説/物語は「Fateシリーズ」の根幹になっている構成でもあるので、もし気になったなら自身で書籍などを通して読んでみて見るのもよいかもしれません。
FateシリーズやFGOにも入ってみるのもいかがでしょうか。
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